初めてのメカニカルトレーニング2
メカニカルトレーニング1ではピッキングを中心に「弦感覚を身に付ける」「規則正しく動く」とどちらかと言えば力の抜き方でしたが メカニカルトレーニング2では左手を中心に「力の使い方」を覚えていきましょう。ただし「力の使い方」と言っても力任せに弾く事ではありません。使い方ですので注意してください。
☆指や腕が痛くなったり異変を感じた場合は直ちにトレーニングを中止してください。
プリング・オフ/ハンマリング・オン
プリングオフとは押えていた弦を引っかくように離すことによってピッキングする事なく音を出す基本テクニックです。 そして、ハンマリングオンとは指で叩く様に押し弦し音を出します。☆まず、図1の青色のついているポジションを5フレット人差し指、7フレット薬指、 8フレット小指とコードを押さえるように指を置いてください。 動かす指は赤色ポジションの中指のみです。

青色ポジションを全て押えたままの状態で次の譜例1を弾きます。 ピッキングするのは最初の1回だけで後はプリングオフ/ハンマリングオンのみで音を出し続けてください。 プリングオフ/ハンマリングオンは指の力のみで行うテクニックです。
このトレーニングはプリングオフ/ハンマリングオンを指の力のみで行うように矯正する、 また指の演奏体力を付ける事を目的としています。
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譜例2では同じ方法で薬指をトレーニングします。
図2の青色ポジションを押さえたままで 赤色ポジションの薬指のみを動かします。

譜例2ではテンポ70で1分間続ける事を目標に頑張りましょう。
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小指と薬指の分離
小指と薬指は神経が近いのか一緒に動こうとしてしまいます。 ギターソロなどで小指をほとんど使わないプロのギタリストもいるのですが、 楽曲をコピーする場合やアドリブソロの時、小指を使える方が圧倒的に有利なのは間違いないでしょう。☆図3の青色のポジションを人差し指と中指で押えます。

押えたまま赤色ポジションを薬指と小指で次の譜例3を弾きます。 2弦中指が押さえれない場合は3もしくは4弦6フレットを代わりに押さえましょう。 非常に弾きづらいかと思われますが毎日続けることでスムーズに動くようになります。極力指を浮かせ過ぎないようにしましょう。
小指と薬指を分離させるの為のトレーニングです。
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