初めてのメジャースケール〜長音階と短音階〜
曲には聴いた感じ明るいものと暗いものがあります。一般的に明るく聴こえるものを「メジャー・キー(長調)」暗く聴こえるものを「マイナー・キー(短調)」と分けることができます。
このメジャー/マイナーの基盤となるのが「スケール(音階)」であり、多くのメロディーやハーモニーはこのスケールから出来ているのです。
Cメジャースケールをおぼえる
「初めての練習」のページで簡単なCメジャースケールのポジションを紹介したのですが、今度はもっと広く見てみます。 赤く表示されているのがトニック(主音の事。CメジャースケールではCの音)です。毎日のギター練習前にウォーミングアップ代わりに弾いて完全に覚えてしまいましょう。
↓ダイアグラムをクリックすると全体図が表示されます。
他のメジャースケールは?
ギターのフレットはひとつ動けば半音、ふたつなら全音となっています。上のダイアグラムを見ると 「ド→レ(全音)」「レ→ミ(全音)」「ミ→ファ(半音)」のように違う弦でポジションを変えて弾いたとしても音の間隔は変わらない事が分かります。 つまりCメジャースケールの各音の間隔はCから始めて 「全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音」となります。これを応用すると他のキー(調)のメジャースケールがギターで簡単に弾けてしまうのです。
例えばDメジャースケールの場合も音の間隔は変わらないわけですからDからはじめて 「全・全・半・全・全・全・半」の間隔でと弾いてみると次のようになります。
↓ダイアグラムをクリックすると全体図が表示されます。
Cメジャースケールと比べて全体を2フレット分ずらしただけ・・・。
このようにギターはポジションを横にずらすだけで、他の調に対応できるようになっているのです。
この理屈は他のスケールやコードポジションにおいても同じ事が言えます。
スケールに関するQ&A
スケールに関してのご質問で多かったものを掲載しています。スケールっておぼえないとダメですか?
キーを理解する上で非常に重要ですのでCメジャースケールは最低限おぼえましょう。また、ほとんどの曲はコードとスケールを基礎として成り立っていますので、いわゆる耳コピ(スコアなしで演奏を聴いて音を探すこと)の際にも役に立ちます。 他にはアドリブソロをしたいと思う人はスケールは必須です。