基本スコアをおぼえよう
最初に音符のみを忠実になぞってどのような曲なのかをおぼえてしまいましょう。難しく考えずにタブ譜を使いスコアを見ずともギターで弾ける程度まで曲をおぼえてしまうと楽です。題材はアメリカ国歌「星条旗」から抜粋した部分です。

曲に表情を付けよう
基本スコアのままでもいいのですが、ギターをある程度弾けるようになると自分で物足りなく感じてしまうかもしれません。そこでギターの基本的なテクニックを曲に取り入れてみましょう。ここではスライド(グリス)とビブラート、そしてチョーキングを取り上げます。

ポイント1
タブ譜の13フレットの左側には下からの線と「g」という記号が、右側には波状の線が付けられています。左側の記号はグリス(グリッサンド)と呼ばれ、ここでは線が下から上へ向かっているので13フレットより低いフレット(分かりづらければ例として11フレット)から押弦したまま指を滑らせ13フレットに向かいます。
右側にある波状の線はビブラートと呼ばれ小さな、あるいはやや大きめのチョーキングとチョークダウンを繰り返し音に揺れを与えます。 チョーキングはポイント2で解説。
ポイント2
小さく「cho」という表記があります。これは1音チョーキングと呼ばれ押弦したままフレットに沿って上へ弦を持ち上げ音を1音分高くするテクニックで単に「C」や「B(ベンド)」と表記されることもあります。チョーキングで注意する点は、正しい音の高さまで持ち上がっているかという事です。何が正しい音なのか分からなくなった場合は基本スコアを再度見直し実際に1弦12フレットで音を確認しましょう。
「d」と表記してある箇所はチョークダウンの事でチョーキングした弦を元に戻します。
多少の慣れもあるのですがチョーキングのコツとしてバイクのアクセルを回すような感覚で親指をネックの上に添えて手首の甲を前に突き出すように手全体を使い弦を持ち上げてみましょう。